札幌及び近郊で交通事故調査・物損交通事故調査・自賠責保険被害者・休業損害・後遺障害を行っております長谷川裕也行政書士事務所

任意保険では対応できない

任意保険では対応できない


先日メールにてお客様から問い合わせあり、車の保険関係・後遺障害について相談があったが残念な結果になってしまいました。

相談内容としては、仕事中にトラックで走行中前方赤信号で停止していたトラックに追突してしまい、事故後入院費用・通院費用・休業補償は労災保険で対応しましたが、後遺障害を負ってしまったためどうにかならないだろうかいう相談だった。

自動車事故が起きたときは、自賠責保険・任意保険で対応するのが原則だが今回は対応できない。

自賠責保険とは損害保険会社10社が窓口として対応しており、調査・損害賠償・後遺障害の審査については損害保険料算定機構が行っている。
一般の顧客が損害保険算定機構と直接話をすることはない
損害保険算定機構は書面審査しか行ってない。

今回の事故は基本100対0の事故である。
お客さんに確認したが、渋滞中や見通しが悪い場所の事故ではなく
相手方の過失は100分の1でも取れない

これでは自賠責保険は利用できない
過失が1でもあれば50%の自賠責保険の補償を受けられるのだが

自分の車の人身傷害保険も利用できない

人身保険の定款には以下の様な文がある

使用者の所有する自動車をその使用者の業務のために運転する場合は対象外である。
他人の車でも2トンを超える車は対象外である

以上により自分の任意保険は利用できない

会社の人身傷害保険・搭乗者保険は利用できなかった

任意保険のオプションであり加入していなかった。
対人・対物は加入していても、保険料の問題で人身傷害保険・搭乗者保険は入らないのだろう。
詳しい保険内容は会社の保険のため私には解らない
でも個人の任意保険では今はセットになっており加入していない人はいないのではないだろうか、人身傷害保険・搭乗者保険の保険料などは全体保険料の数%である。

今回の事故については車の保険は残念ながら利用できない、
私の仕事でも初めての経験である。

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